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About Pearl
真珠(パール)は唯一、生物から生まれる宝石です。
海や湖の中で長い時間をかけて育ち、様々な工程を経て私たちの元へやってきます。
「月のしずく」や「人魚の涙」など、高貴で美しいものとして表現される事にも納得です。
養殖の場合、核と呼ばれる玉を貝に入れ、それを貝自身が自分のものにしようと包み巻き込む事で(真珠層が出来ていく)真ん丸な真珠に育っていきます。その過程で何らかの異変が起きた場合にいわゆるバロックパールと呼ばれる不定形の真珠になります。
バロックパールは独特の形や、干渉色の出方も違う事も多く、海の恵みを感じます。
また、ケシパールは養殖のように核を入れるのではなく、小さな石や砂、他異物を包み巻き込む事で偶発的に生まれ育つ真珠です。養殖真珠の副産物で希少性が高く、
全部が真珠層のため、小ぶりでも真珠層の巻きが厚く照りが良いのもが多いのも特徴です。
ケシパールはケシの名前の由来は「芥子(ケシ)の実」のように小さい、というところから来ているという。
アコヤのケシパールは小さいものが多く、芥子の実を思わせるものも多い。
※バロックとケシの呼び名の違いについて。
不定形のパールと言う意味では両方バロックで違いはないのですが、核入りのものをケシパールとは呼ばない為、核入りの不定形パールをミニマムナッツではバロックと呼んでいます。
(南洋(黒蝶/白蝶)パール、あこやパールの場合)
※干渉色とは。
外からの光は真珠(パール)に当たり、光の屈折や反射によって生み出される色。
真珠層が厚いほど豊な照りを生み出す。