About Pearl

真珠(パール)は唯一、生物から生まれる宝石です。

海や湖の中で長い時間をかけ育ち、様々な工程を経て私たちの元へやってきます。

「月のしずく」や「人魚の涙」など、高貴で美しいものとして表現される事にも納得です。


養殖の場合、核と呼ばれる玉を貝に入れ、それを貝自身が自分のものにしようと包み巻き込む事で(真珠層が出来ていく)真ん丸な真珠(パール)に育っていきます。その過程で何らかの異変が起きた場合にいわゆるバロックパールと呼ばれる不定形の真珠(パール)になります。

不定形の真珠(パール)は独特の形や、干渉色の出方も違う事も多く、海の恵みを感じます。

 

 

また、ケシパールは養殖のように核を入れるのではなく、小さな石や砂、他異物を包み巻き込む事で偶発的に生まれ育つ真珠です。養殖真珠の副産物で希少性が高く、

全部が真珠層のため小ぶりでも真珠層の巻きが厚く照りが良いのもが多いのも特徴です。


ケシパールはケシの名前の由来は「芥子の実」のように小さい、というところから来ているという。

あこやのケシパールは小さいものが多く、芥子の実を思わせるものも多い。

※バロックとケシの呼び名の違いについて。

不定形のパールと言う意味では両方バロックで違いはないのですが、核入りのものをケシパールとは呼ばない為、核入りの不定形パールをミニマムナッツではバロックと呼んでいます。

(南洋(黒蝶/白蝶)パール、あこやパールの場合)


※干渉色とは。

外からの光は真珠(パール)に当たり、光の屈折や反射によって生み出される色。

真珠層が厚いほど豊な照りを生み出す。




Pearl Type

●あこや真珠(パール)

あこや貝から生まれる国産の養殖真珠(パール)。

寒暖差のある海の中で育つ事により、繊細で美しいあこや独特の照りと干渉色が生まれます。

一般的にパール本来の色を引き出し、揃える為の調色加工が施されたピンク系のものが多い。(染色ではない)その加工を行わない無調色パールは透明感の強いものが多く、ほんのりイエロー系、ピンク系、ブルー系などがある。形は真円の他、不定形のバロックやケシ。

※ケシは養殖の副産物

 

●黒蝶真珠(南洋パール)

黒蝶貝から生まれる養殖真珠(パール)主にタヒチ産。

色はブラック系、グレー系、グリーン系など様々、グリーン系では干渉色にピンクや赤を感じるクジャクの羽を思わせるピーコックカラーと呼ばれるものもある。

形は真円や不定形のバロックやケシ。

バロックの中にはサークルと呼ばれる横縞が入った独特の形が特徴のものもある。

※ケシは養殖の副産物

 

●白蝶真珠(南洋パール)

白蝶貝から生まれる養殖真珠(パール)主にオーストラリア産が多い。

色は白系、グレー系、ゴールド系。形は真円、不定形のバロックやケシ。

中でもゴールドリップと呼ばれる白蝶貝から生まれるゴールド色の濃いものは生産数も少なくゴールデンパールと呼ばれ、主にフィリピンで採れるものが多い。

※ケシは養殖の副産物

 

●淡水真珠(パール)

イケチョウ貝やヒレイケチョウ貝から生まれる養殖真珠(パール)、主に中国産。

あこや真珠(パール)同様、調色加工されているものが多いが、無調色ではピンク、パープル、オレンジなどの色が特徴的。


養殖方法は基本的には核入れせずにピースと呼ばれる細胞片を1つの貝に複数入れて作ります。

海水で育つ真珠(あこや、黒蝶、白蝶パール)に比べ穏やか環境の湖で育つ淡水真珠(パール)は生産数も安定しており、またイケチョウ貝やヒレイケチョウ貝は他の母貝に比べてサイズが大きい為に一度に採れる量も多く、比較的リーズナブルなものもあります。

最近はオイスターと呼ばれている淡水の大きめバロックは核入れされて出来たものです。